2022年1月15日に発生したフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山の噴火は大気圏や電離圏に激しい擾乱を引き起こした。この噴火では大気の圧縮性が大気圏-電離圏擾乱に重要な役割を担っていると考えられるが、圧縮性に関連した現象はこれまで十分に調べられていなかった。我々は、大気の圧縮性に起因する現象を詳細に調べるために、軸対称3次元非静力学平衡大気モデルと全大気圏-電離圏結合モデルGAIAを用いた。その結果、このシミュレーションが衝撃波や大気と電離圏中の音波共鳴による振動など大気の圧縮性によるさまざまな… もっと読む