EPS誌からTechnical reportとして出版された論文(Yoshimura et al., 2024)についてのプレスリリースが自然科学研究機構 核融合科学研究所から配信されました。詳しくは下記のリンクからWebページをご覧ください。 https://www.nifs.ac.jp/news/collabo/240802.html Yoshimura, M., Ida, K., Ebihara, Y. [Technical report] Development of hyperspec… もっと読む
Given the recent developments in machine-learning technology, its application has rapidly progressed in various fields of earthquake seismology, achieving great success. In this paper, we review the recent advances, focusing on catalog development, s… もっと読む
本研究は、地殻変動観測と理論・実験的考察を組み合わせることによって、活火山におけるダイク貫入停止のメカニズムについて考察した。ダイク貫入停止メカニズムについては以下の4つのメカニズムを考察した。(1) マグマの冷却による固化、(2) 貫入ダイクの体積不足、(3) マグマに働く負の浮力、(4) ダイク先端付近の応力擾乱。さらに、1997年・1998年伊豆半島東方沖群発地震および2015年桜島噴火未遂を例にとって、ダイク貫入停止のメカニズムを考察した。その結果、伊豆半島のケースについては貫入マグマの… もっと読む
微細な磁鉄鉱包有物をもつケイ酸塩鉱物単結晶は、過去の地球磁場を記録する信頼度の高い媒体として着目されている。深成岩などの試料から鉱物単結晶を分離して行う古地磁気測定は、特に長周期の地球磁場変動の解明や地球外試料が記録している古磁場の復元において重要な手法であるといえる。しかし、単結晶試料はは従来の古地磁気研究の主要な試料と比べて試料のサイズと磁化強度が小さく、精度の高い測定に工夫を要することもあり、現在のところ単結晶古地磁気研究は世界でもわずか数グループの研究者によって行われているのみである。そ… もっと読む
2022年1月15日に発生したフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山の噴火は大気圏や電離圏に激しい擾乱を引き起こした。この噴火では大気の圧縮性が大気圏-電離圏擾乱に重要な役割を担っていると考えられるが、圧縮性に関連した現象はこれまで十分に調べられていなかった。我々は、大気の圧縮性に起因する現象を詳細に調べるために、軸対称3次元非静力学平衡大気モデルと全大気圏-電離圏結合モデルGAIAを用いた。その結果、このシミュレーションが衝撃波や大気と電離圏中の音波共鳴による振動など大気の圧縮性によるさまざまな… もっと読む
EPS誌からExpress letterとして出版された論文(Yamaguchi and Furuya, 2024)についてのプレスリリースが北海道大学から配信されました。詳しくは下記のリンクからWebページをご覧ください。 https://www.hokudai.ac.jp/news/2024/01/post-1373.html Yamaguchi, R., Furuya, M. Can we explain the post-2015 absence of the Chandler wobb… もっと読む
2022年1月15日に発生したフンガ・トンガ・ハアパイ火山の爆発的噴火は、対流圏に強い衝撃波と気圧波を発生させました。この変動による影響は大気圏から電離層までの広範な領域まで及んでいました。本論文は、これまでの地上観測と衛星観測のデータ解析から得られた電離圏擾乱の特徴を包括的にレビューし、トンガ火山噴火から何を学んだのかをまとめています。さらに、SuperDARN HOPレーダー(https://cicr.isee.nagoya-u.ac.jp/hokkaido/)とあらせ衛星(https://… もっと読む