EPS誌ではeditorの推薦に基づき、優れた論文をハイライト論文として毎年表彰しています。 2023年のハイライト論文は以下の12編に決定しました。 以下では受賞論文を出版順に並べています。 Pacôme Delva, Zuheir Altamimi, Alejandro Blazquez, et al., GENESIS: co-location of geodetic techniques in space, Earth Planets Space 75:5 (2023) https://… もっと読む
科学論文の水準を維持するためには、優れた査読は欠かせないものです。 EPS誌では2013年から、査読者の中から優れた査読者を表彰しています。 受賞者は、editorial board memberおよび特集号のguest editorの推薦に基づいて毎年決定します。 Jaroslav Chum Guozhu Li Charles Lin Masaki Matsushima Atsuki Shinbori Chihiro Tao John Tarduno Fumiaki Tomita Yosuke… もっと読む
EPS誌からExpress letterとして出版された論文(Yamaguchi and Furuya, 2024)についてのプレスリリースが北海道大学から配信されました。詳しくは下記のリンクからWebページをご覧ください。 https://www.hokudai.ac.jp/news/2024/01/post-1373.html Yamaguchi, R., Furuya, M. Can we explain the post-2015 absence of the Chandler wobb… もっと読む
2022年1月15日に発生したフンガ・トンガ・ハアパイ火山の爆発的噴火は、対流圏に強い衝撃波と気圧波を発生させました。この変動による影響は大気圏から電離層までの広範な領域まで及んでいました。本論文は、これまでの地上観測と衛星観測のデータ解析から得られた電離圏擾乱の特徴を包括的にレビューし、トンガ火山噴火から何を学んだのかをまとめています。さらに、SuperDARN HOPレーダー(https://cicr.isee.nagoya-u.ac.jp/hokkaido/)とあらせ衛星(https://… もっと読む
赤道プラズマバブル(EPBs)は、低緯度および赤道域で見られる電離圏のプラズマが極端に減少する現象です。EPBs は、電離圏を通過する様々な通信電波の伝播に影響を与え、GPS などの全球衛星測位システムの障害や精度低下を引き起こすことが知られています。したがって、宇宙天気予報の高精度化のために、EPBs の定常的なモニタリングが強く求められてきました。本論文は、航空機のナビゲーションに使用される VHF 帯電波の受動的な観測を利用して EPBs をモニタリングする新しい方法を提案しています。本論… もっと読む