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- 2021.04.28
[Frontier Letter] Nonlinear wave growth theory of whistler-mode chorus and hiss emissions in the magnetosphere
地球周辺の宇宙空間で頻繁に観測されているホイッスラーモード波のコーラスおよびヒスと呼ばれる電磁波現象は、従来の線形理論では記述することのできない本質的に非線形な物理過程である。特にコーラスは大幅な周波数変動を伴い、コーラスと共鳴する高エネルギー電子は波動の周波数変動と外部磁場の勾配の効果により相対論的エネルギーまで加速されて地球放射線帯を形成している。コーラスおよびヒスの発生機構に関する理論的成果は過去15年間に発表された諸論文で部分的に発表されてきたが、Omura (2021)はこれらの成果を非線形波動成長理論としてまとめたものである。
- Omura (2021): Nonlinear wave growth theory of whistler-mode chorus and hiss emissions in the magnetosphere. Earth Planets Space 73:95, doi.org/10.1186/s40623-021-01380-w.
- This article was a Frontier Letter to the special issue of "20th Anniversary Issue: Earth, Planetary, and Space Science in the Next Decade".